心房中隔欠損症の治療
9. Q & A
治療による痛みはありますか?
治療は麻酔下で行われますので治療中に痛みを感じることはありませんが、治療後にカテーテルを体内に挿入した部位に不快感のあることがあります。また治療の際、経食道心エコーの探触子を食道に挿入しますので、治療後、喉に痛みのある場合があります。これらの症状は一般的には数日〜1週間ほどで消失します。
留置した閉鎖栓の違和感はありますか?
ありません。また体内に閉鎖栓があると感じることもありません。
閉鎖栓を留置した後はどうなるのですか?
閉鎖栓除去が必要な有害事象等が発生しない限り、留置した閉鎖栓の取り出し、交換は行いません。閉鎖栓は留置後、通常3〜6ヶ月で心臓の内皮で覆われます。
治療後は普通に運動してもよいのでしょうか?
治療後1ヶ月間は、激しい運動を避けなければなりません。普通に運動ができると感じても、主治医が許可するまで(約1ヶ月間)は激しい運動を控えてください。
MRI(磁気共鳴画像法)検査が必要となった場合は、
どうしたら良いのでしょうか?
閉鎖栓はMRIに適合性があります(磁性がありません)ので問題はありませんが、MRI検査が必要となった場合は、事前に閉鎖栓を留置していることを告げてください。
なお、非臨床試験において、所定の条件のもとで3.0テスラ以下でのMRI検査が可能と確認されています。
なお、非臨床試験において、所定の条件のもとで3.0テスラ以下でのMRI検査が可能と確認されています。
空港の金属探知機を通る時はどうしたら良いのでしょうか?
閉鎖栓に磁性はありませんので、身体に異変をきたすことはありません。その他、保安検査上必要な場合は、患者カードを空港警備員に提示してください。詳細は医師にお尋ね下さい。
妊娠しているのですが、この治療は受けられますか?
胎児および母体への放射線による影響を十分考慮する必要があります。X線被爆の危険性と、この治療による効果を総合的に判断する必要がありますので、詳細は医師にご相談ください。
現在、授乳中ですが?
閉鎖栓が母乳に影響をおよぼすかは不明です。この点については医師とご相談ください。
心房中隔欠損のカテーテル治療は、どこで受けられますか?
カテーテル治療の実施施設は、一般社団法人 日本Pediatric Interventional Cardiology 学会(JPIC)のホームページに掲載されています。
JPICのページへは、下記のURLから遷移できます。
http://www.jpic-meeting.org/cathe/asd.shtml#02
JPICのページへは、下記のURLから遷移できます。
http://www.jpic-meeting.org/cathe/asd.shtml#02