ペースメーカ治療

現在、植込み型ペースメーカは性能が著しく向上し、合わせて小型軽量化、電池も長寿命化されました。ペースメーカ植込み後も、ほとんど今までと変わりのない生活を送る事ができます。

ただ、植込み後、ペースメーカと長くお付き合いいただくため、使用の制限や注意が必要な一部の電気機器などがあります。

また、近寄らないほうが良い場所や注意が必要な場所などがあります。

ここでは、心臓の役割から、ペースメーカの仕組み、使用上の注意事項やよくある質問など、患者さま、ご家族の方が気になる情報をご紹介します。

お読みになって、不明な点(書かれていない事、医師の指示と違う事など)がありましたら、主治医に確認して指示に従って下さい。

医者

1. 心臓の役割

人間の活動に必要な酸素や栄養を運搬するのは血液であり、心臓はその血液を身体のすみずみまで送り出すポンプの役割をしています。

正常な成人の心臓は1分間に約60~80回収縮して血液を送り出しています。この心臓の収縮は心臓の右心房上部にある洞結節で発生した規則正しい電気的興奮が、心房内伝導路、房室結節、ヒス束、右脚・左脚、プルキンエ線維を伝わり心筋まで伝達することで起こります。

心房と心室は一定の間隔をおいて順番に収縮して、効率的に血液を全身に送り出します。

心臓の役割
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