業績ハイライト

売上高について

当第2四半期連結累計期間の販売実績といたしましては、リズムディバイスにおきまして、2019年4月に先行的に販売を開始したボストン・サイエンティフィック社(以下、「BSC社」という。)製のS-ICD(完全皮下植込み型除細動器)が売上増に寄与いたしました。また、2019年9月には、心臓ペースメーカ等の他のCRM(心調律管理)関連製品についても、旧取引先の製品から同社製品への切り替えが完了し、全面的な販売を開始いたしました。EP/アブレーションにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数の増加を背景として、オンリーワン製品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長いたしました。その一方、外科関連におきましては、オンリーワンの自社製品であるオープンステントグラフトや、同じく自社製品の人工血管が好調に推移したものの、人工心臓弁関連商品や胸部用ステントグラフトの取り扱い終了により売上高は減少いたしました。なお、インターベンションにおきましては、薬剤溶出型冠動脈ステント等の寄与により売上高が増加いたしました。

 以上により、当第2四半期連結累計期間の売上高は、241億7千3百万円(前年同期比8.6%増)となりました。

■品目別売上高
(単位:百万円)
区分 前第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日
至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
至 2019年9月30日)
増減率
リズムディバイス 3,196 4,924 54.0%
EP/アブレーション 11,239 12,045 7.2%
外科関連 5,588 4,790 △14.3%
インターベンション 2,241 2,413 7.7%
合計 22,265 24,173 8.6%

※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。


リズムディバイス

心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)、
S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)、
CRT-P(両心室ペースメーカ)、
CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)

EP/アブレーション

EP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、
内視鏡レーザーアブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、
食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針

外科関連

人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、
人工心臓弁、人工弁輪、血液浄化関連商品

インターベンション

バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、貫通用カテーテル、
心房中隔欠損閉鎖器具、薬剤溶出型冠動脈ステント、
血管内圧測定用センサ付ガイドワイヤー

■リズムディバイス

リズムディバイスにおきましては、2018年に締結した独占販売契約に基づき、2019年9月にCRM関連製品について、旧取引先からボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(以下、「BSJ社」という。)への仕入先の切替えが計画通りに完了いたしました。

 徐脈の治療に用いられるペースメーカ関連につきましては、2018年8月の仕入先変更に関する公表後、旧製品の販売が減少したことにより、前年同期に比べ売上高が減少いたしました。なお、2019年9月より販売を開始したBSC社製品につきましては、長い電池寿命やMRI撮像条件の拡大等の特長により、順調に販売数量を伸ばしております。

 また、頻脈の治療に用いられるICD関連につきましては、他のBSC社製品に先駆けて、2019年4月より販売を開始したS-ICD「EMBLEM MRI S-ICD(エンブレム MRI S-ICD)」の寄与により、売上高が大幅に増加いたしました。同商品はオンリーワン商品であり、リードに関連する合併症の低減が期待されること等から販売開始後、急速に販売数量が伸長いたしました。なお、BSC社製品は、一般的なICD(植込み型除細動器)及びCRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)につきましても、優れた性能を有していることから、一層の販売数量の増加に努めてまいります。

 以上により、リズムディバイスの売上高は、49億2千4百万円(前年同期比54.0%増)となりました。

■EP/アブレーション

EPカテーテルにおきましては、心房細動のアブレーション治療の症例数の増加を背景に、当社のオンリーワン製品である心腔内除細動システム専用カテーテル「BeeAT(ビート)」の販売数量が堅調に推移いたしました。その一方、一般的なEPカテーテル及び食道温モニタリングカテーテルにつきましては、競合製品の影響により前年同期に比べ販売数量が減少いたしました。また、仕入商品であり、国内では当社のみが販売している高周波心房中隔穿刺針「RFニードル」も、症例数の増加に伴い伸長いたしました。

 アブレーションカテーテルにおきましては、高周波を用いるアブレーションカテーテルの販売数量が前年同期に比べ減少いたしました。その一方、2018年7月より販売を開始した内視鏡レーザーアブレーションカテーテル「HeartLight(ハートライト)」の販売数量が増加いたしました。本商品は、内視鏡とレーザーを組み合わせることで、症例に合わせた精緻な治療が可能であることから、医療現場へのより一層の浸透に向けた取り組みを続けております。

 以上により、EP/アブレーションの売上高は、120億4千5百万円(前年同期比7.2%増)となりました。

■外科関連

人工血管関連におきましては、胸部大動脈疾患の開胸手術に用いられる医療機器であり、当社のオンリーワン製品であるオープンステントグラフト「FROZENIX(フローゼニクス)」が、緊急性の高い手術においても積極的に使用され、販売数量が前年同期に比べ増加したほか、同じく自社製品である人工血管につきましても、前年同期に比べ販売数量が増加いたしました。その一方で、大動脈疾患の経皮的な治療に用いる医療機器であるステントグラフトにつきましては、胸部用の製品の取り扱いを2019年3月に終了したことにより、前年同期に比べ売上高が減少いたしました。

 また、人工心臓弁関連商品につきましては、2019年5月末に仕入先との独占販売契約の満了を受け、取り扱いを終了しております。

 以上により、外科関連の売上高は、47億9千万円(前年同期比14.3%減)となりました。

■インターベンション

バルーンカテーテルにつきましては、競合製品の影響により、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。その一方で、ガイドワイヤーにつきましては、2018年10月より本格販売を開始した「Amati(アマティ)」の高い操作性と安全性が評価され、前年同期に比べ売上高が増加いたしました。

 その他の品目におきましては、貫通用カテーテル「GuideLiner(ガイドライナー)」につきまして、競争激化に伴い前年同期に比べ売上高が減少いたしました。その一方、薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」につきましては、2018年10月にサイズラインナップを拡充したこと等により、前年同期に比べ販売数量が増加いたしました。また、本商品につきましては、2019年9月に行われた欧州の学会において、臨床上の優越性を示す試験結果が発表されていることから、国内におきましても臨床研究等を通じて、優れた性能を裏付けることにより、さらなる販売数量の増加を目指してまいります。

 以上により、インターベンションの売上高は、24億1千3百万円(前年同期比7.7%増)となりました。

損益について

■営業利益

2019年4月より先行的に販売を開始したBSC社製のS-ICDの販売が好調であったことや、同社製品の全面的な販売を9月より開始したことに伴う仕入商品の伸長により、自社製品の売上構成比が低下いたしました。また、S-ICDにつきましては、2019年8月までの先行販売期間中においては利益面での寄与が低いこと等の要因もあり、売上総利益率は前年同期に比べ3.8ポイント低下いたしました。

 販売費及び一般管理費におきましては、体制強化に向けた人員増に伴う人件費をはじめ、自社製品の拡充のための研究開発費や、2019年9月から支払いを開始したBSJ社に対する営業支援金により支払手数料等が増加したものの、旅費交通費等において費用の抑制に努めていることや、広告宣伝費等の一部の費用の支出時期に遅れが生じていること等により、概ね前年同期と同水準となりました。

 以上により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は、計画を上回る48億5千1百万円(前年同期比0.2%減)となりました。


■経常利益

受取利息や人工心臓弁関連商品の取り扱い終了に伴う独占販売契約終了益等を営業外収益として4億8千4百万円、支払利息及び為替差損等を営業外費用として4億9千4百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の経常利益は、48億4千1百万円(前年同期比4.9%減)となりました。


■親会社株主に帰属する四半期純利益

固定資産売却益を特別利益として1百万円、また、固定資産売却損等を特別損失として1百万円計上したことから、当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は、35億5千5百万円(前年同期比2.3%減)となりました。



2020年3月期の見通し

業績予想につきましては、2019年4月26日に公表いたしました2020年3月期の業績予想を修正いたしました。


■修正の理由

当第2四半期連結累計期間におきましては、リズムディバイスが、BSC社製のS-ICDの寄与により堅調な販売実績となった一方、EP/アブレーション及びインターベンションにつきましては、競合製品の影響等により、計画を下回る販売実績となりました。また、販売費及び一般管理費におきましては、増加を見込んでおりました人件費や広告宣伝費、研究開発費等の費用について、当初の想定を下回る実績となりました。

 第3四半期連結会計期間以降につきましては、2019年9月にリズムディバイスにおけるCRM関連製品がBSC社製品に全面的に切り替わったことから、当初計画を上回る販売が見込まれます。しかしながら、EP/アブレーションにおきましては、一般的なEPカテーテル及び食道温モニタリングカテーテルにおいて、競合他社の参入により競争環境が厳しさを増していることや、内視鏡レーザーアブレーションカテーテルの新規施設の開拓に想定よりも時間を要していることから、販売は計画を下回ることが予想されます。また、インターベンションにおきましては薬剤溶出型冠動脈ステントについて、一定の市場シェアを獲得しているものの、当初の販売計画を下回る見通しとなりました。以上により、リズムディバイスでは好調な販売が見込まれるものの、EP/アブレーション、インターベンションの減少を吸収するまでには至らず、全体としては若干の減少を見込んでおります。

 また、販売費及び一般管理費におきましては、当初計画に含まれるBSJ社に対する営業支援金につきまして、予定通り支出を見込んでいるほか、第2四半期連結累計期間において未執行であった広告宣伝費や研究開発費等についても、第3四半期連結会計期間以降の支出を見込んでおります。しかしながら、第2四半期連結累計期間までに未執行であった人件費等の一部の費目については、当初の通期計画を下回る見通しであり、また薬事関連費用の一部等については、来期以降の支出となる見通しとなったことなどから、販売費及び一般管理費としては計画を下回る見通しとなりました。

 以上により、2020年3月期の業績は、連結売上高524億5千万円(前期比15.2%増)、営業利益105億6千2百万円(前期比0.3%増)、経常利益107億8千4百万円(前期比0.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益76億7千5百万円(前期比0.6%減)を見込んでおります。

 (注)上記の業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により業績予想と異なる可能性があります。


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