ご挨拶

代表取締役社長 鈴木 啓介

株主・投資家の皆様には日頃よりご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

当社は1981年に、心臓ペースメーカの医療機器専門商社としてスタートいたしました。当時はペースメーカ治療の黎明期であり、医療機器による治療の可能性に光が当たり始めた時期でした。それ以来、医療機器の性能は目覚ましいスピードで進歩し臨床成績の向上はさることながら、低侵襲化への寄与が進みました。

このような変化の中、医療機器の国内マーケットにおいては、輸入超過であることが問題とされてきました。とりわけ治療機器において、その多くが輸入商品であることは、よく知られております。当社は海外の最新の医療機器の国内導入に取り組む中で、日本の医師が医療機器に対して持つニーズに自らも応えるため、1999年には自社製品の開発に着手いたしました。医師の声を的確に開発に反映した自社製品は、患者様、医療従事者様のQOLの向上に貢献することで高い評価を得ており、今日までにオンリーワン製品をはじめとして多くの製品を上市してまいりました。

中長期における持続的な成長を果たしていくためには、メーカーであり商社であるという独自のビジネスモデルをさらに強化していくことが不可欠です。2023年5月には、2024年3月期から2028年3月期までの5年間を対象とする新中期経営計画を発表いたしました。当社の経営基盤である心臓血管領域に加えて、脳血管と消化器領域の拡大に注力していくとともに、競争力のある製品を継続的に導入することで着実な売上成長および安定した利益水準を達成してまいります。また、これまで以上に資本効率を意識した経営を行うことで中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

当社は、「最新最適な医療機器を通じて健康社会の実現に貢献する」という経営理念に基づき、今後も患者様や医療従事者、従業員をはじめとした様々なステークホルダーの期待と信頼に応え、企業としての責任を果たしてまいります。

2023年5月

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