人材の育成

人材育成の方針

経営理念を実現するために当社が求める人物像は「自ら考え行動できる人」、「嘘のない誠実な人」です。そして、従業員には「新しいことを積極的に学ぶ」、「プロフェッショナルとして自分の見識を高める」、「チームワークを大切にして個人主義に走らない」という姿勢を常に持ち成長して欲しいと考えています。このような人材を育成することが、当社の強みを活かした持続的な成長にもつながると考えています。

人材育成の体系

入社後の年次・職位・年齢等に応じて、求められる能力やスキル、キャリアに関する研修を実施することで、従業員それぞれの成長を図るとともにキャリア形成の支援を行っています。また、各従業員の業務に関連したスキルを身に付ける研修を受講する機会を提供するほか、eラーニングによる自発的な学習も行えます。

新卒社員に対しては、配属後もOJTだけではなく定期的にフォローアップの研修を行うとともに、入社後3年を目安にジョブローテーションを実施し、多様な経験を積むことにより育成を図っています。

また、社内公募制度や自己申告制度を通じて新たな業務に挑戦する機会を提供することで、自律的なキャリア形成の実現に向けた取り組みも行っています。

教育研修体系

教育研修体系

人材育成への投資

教育研修への投資を通じて継続的な人材育成に取り組むために「一人当たり教育研修費」をKPIとしています。一人当たり教育研修費の前期比5%増を目標として年間の計画を立て、その進捗状況を一元管理しています。状況に応じて期初予定していなかった研修の実施や、ニーズの高い勉強会を追加開催する等柔軟な対応を行うことで、2023年3月期の実績は目標を大きく上回る結果となりました。

研修センターの一室

自社研修センター(天王洲アカデミア)

男女6名が立って研修をしている

手術シミュレーターを活用した研修

専門知識の習得支援

当社では高度管理医療機器を取り扱うため、製品の販売や開発を行う従業員は専門知識の習得が必要となります。

その中でも、当社の主要商品である心臓ペースメーカや植込み除細動器(ICD)等の植込み型の医療機器の販売やマーケティングに携わる従業員は、CDR認定を取得することが必要です。社内で体系的な教育体制を整備し、受験者のレベルに応じたフォローを行うことで高い取得率を維持しています。2023年6月30日時点で353名(全社員の37%)がCDR認定を取得しており、全国の医療現場で製品の適正使用・安全使用のためのサポートを行っています。

※ CDR:Cardiac Device Representativeの略であり、ペースメーカや植込み型除細動器(ICD)等について専門的な知識と技術を有して医療機器や医療技術の情報提供を行う専門家。特定非営利活動法人日本不整脈学会が認定を行う。

従業員満足度調査の実施

従業員の仕事や職場環境に対する意識を把握するために、2023年3月期より全従業員を対象とする従業員満足度調査を開始しました。仕事・職場・会社それぞれのエンゲージメントに関する設問とともに、仕事や人間関係の負担感についても質問を実施し、90%を超える高い回答率となりました。調査結果を分析し会社として優先度の高い課題を特定し改善に取り組んでいます。この調査を毎年実施することで、継続的に課題改善に取り組むとともに、改善結果の効果測定を行っていきます。

自己申告制度

当社では毎年、全従業員を対象に自己申告の機会を設けています。

イントラネット上にアンケート形式の「コミュニケーションシート」を設置し、将来のキャリアや異動希望、育成、会社・職場への要望などについて意見を記名方式で回答します。

集計結果は取締役に報告しているほか、人事制度や組織の変更、人事異動などでも参考にしています。

また、「社内公募制度」により、営業からマーケティング、開発・製造、薬事、管理部門など、他部門・他職種にチャレンジする機会を設けています。

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