徐脈に対する植込み型ペースメーカ治療

病名と症状

徐脈は1分間の心拍数が60回を下回った状態を指します。高度な徐脈になると失神、めまい、疲れやすさ、息切れなどの症状が現れたり、場合によっては命にかかわったりすることがあります。

めまい

検査

徐脈の診断には、心電図検査やホルター心電図検査などが用いられます。これらの検査は心臓の電気的な活動を調べるもので、心拍のリズムや心拍数を評価するのに役立ちます。

心電図検査
ホルター心電図検査

治療

徐脈の治療の一つに植込み型心臓ペースメーカの装着があります。ペースメーカは植込み型の装置で、ペースメーカが出力する電気刺激をリード(導線)経由で心臓に送ることで規則正しい心臓のリズムを回復させます。植込み手術は通常局所麻酔下で行われ、多くの場合ペースメーカは胸部の皮下に植込まれます。

ペースメーカー

入院/退院

ペースメーカの植込み手術に必要な入院期間は一週間程度です。退院後は定期的に医師の診察を受け、ペースメーカの動作をチェックします。

プログラマ

よくある質問

Q. ペースメーカの植込み手術では痛みを感じますか?
A. ペースメーカの植込み手術は通常局所麻酔下で行われます。手術中に痛みを感じることはほとんどありません。手術後に痛みを感じる場合、痛み止めのための適切な処置が施されます。

Q. 退院後の生活で注意すべきことは何ですか?
A. 退院後は定期的に医師の診察を受け、ペースメーカの動作の確認や、必要に応じた調整を行います。なお、日常生活においては、一部の強い電磁波を発生する機器から距離を取ることが推奨されます。

Q. ペースメーカの電池はどのくらい持ちますか?
A. ペースメーカの電池寿命は一般に 5~10 年程度ですが、使用状況によって異なります。ペースメーカの電池残量は定期的にチェックされ、ペースメーカの交換が必要な時期は事前に知らされます。

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