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2014年7月7日

心臓ペースメーカ「REPLY200」販売開始のお知らせ

当社は、心臓ペースメーカの新商品「REPLY200(リプライ200)」の薬事承認を本年7月4日に取得し、8月1日より販売を開始いたします。「REPLY200」は、新たに搭載した胸郭インピーダンスのモニタリング機能により、心臓ペースメーカを植込んだ患者様の夜間における呼吸の異常を発見することが可能であり、潜在的な睡眠時無呼吸症候群※の早期の検査や治療につながることが期待されます。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に呼吸が停止する疾患であり、国内における患者は数百万人存在すると言われる一方で、その多くは診断を受けておらず潜在的な患者数が多い疾患であります。また、心臓循環器領域の疾患との関連性が高く、心臓ペースメーカによる治療を必要とする患者様のおよそ4分の1は、睡眠時無呼吸症候群を併存していると考えられております。

さらに、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や心房細動などの循環器領域の疾患の治療や管理を複雑化させる要因の一つともなっております。重度の睡眠時無呼吸症候群の患者様は、心房細動の発生リスクが睡眠時無呼吸症候群を発症していない場合に比べて約4倍高いほか、アブレーション治療後の心房細動の再発率も高まると言われていることから、睡眠時無呼吸症候群を早期に発見し治療を行うことが、循環器領域の合併症の治療においても重要となります。

「REPLY200」は、ペースメーカ本体とリード先端部にある電極の間に微弱な電流を流すことにより、胸郭インピーダンスを測定いたします。胸郭インピーダンスは、息を吸った際には上昇し、吐いた際には低下するといったように呼吸の状態を反映して変動することから、胸郭インピーダンスをモニタリングすることにより、医師は呼吸の状態を間接的に推定することができます。

この胸郭インピーダンスモニタリング機能は、夜間のあらかじめ設定されたモニタリング時間帯において、患者様の胸郭インピーダンスの振幅の停止や低下を自動的に記録することが可能であり、また6ヵ月間の長期のモニタリングデータを記録し、その間の心房細動の発生頻度と対比し分析することが可能です。本機能により、自覚症状がない患者様においても呼吸の異常を早期に発見することができ、睡眠時無呼吸症候群の診断が可能な検査の受診につながることが期待されます。

さらに、「REPLY200」は、胸郭インピーダンスモニタリング機能に加え、世界最小クラスの本体サイズであり、さらに長寿命という特長を併せ持っております。当社といたしましては、「REPLY200」の導入により、心臓ペースメーカを使用する患者様や医療現場に対し、心臓循環器領域の合併症への最適な治療や管理を提供できるものと期待しております。

心臓ペースペーカ「REPLY200」

心臓ペースメーカ「REPLY200」

【睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)】

睡眠中に呼吸が停止または低下する状態が、断続的に繰り返す疾患です。大別すると、舌が喉の奥に沈みこみ、空気の通り道(気道)が塞がれることによる閉塞 性睡眠時無呼吸症候群と、脳の呼吸中枢の機能異常により、筋肉への刺激が失われることによる中枢性睡眠時無呼吸症候群とに分けられます。このうち閉塞性の 睡眠時無呼吸症候群が全体の9割近くを占めており、呼吸の停止および低下のほか、大きないびき、日中の強い眠気、頭痛などの症状があります。

また、睡眠中に呼吸の停止、再開が繰り返されることにより血圧が上昇するとともに、血液が凝固しやすくなるため、高血圧、狭心症、心筋梗塞および脳卒中などの心臓循環器領域の合併症を引き起こすおそれがあります。

以上

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