心不全とは、心臓のポンプ機能が低下して身体に必要な血液を送り出せない状態を指します。
心不全のおもな原因に、心筋症、心筋梗塞、高血圧、心臓弁膜症、心房中隔欠損症(ASD)などがあります。
心不全の患者さんの中には、右心室と左心室の収縮のタイミングや、左心室を構成する壁の収縮のタイミングがずれている場合がありますが、このような状態を心室同期不全と呼びます。
弁膜症は、心臓の弁が正常に開閉しない状態を指します。症状としては、息切れ、胸痛、めまいなどがあります。
心房中隔欠損症は、心房の壁に穴が開いている状態を指します。症状としては、息切れ、疲れやすさ、むくみなどがあります。
心不全の治療方法は原因や症状の程度によって異なりますが、薬物療法や外科手術、両心室ペースメーカ(CRT-P)や両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRT-D)の装着、カテーテルを用いた治療などがあります。
心室同期不全に対するCRT-P・CRT-D治療(心臓再同期療法)
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