IRニュース

2001年6月27日

植込み型除細動器の販売開始に関するお知らせ

当社は、ガイダント社製植込み型除細動器(ICD)の輸入承認が下りたことにより、近日中に販売を開始することとなりました。

ICDの国内におけるマーケットは、2000年度で約1000台と言われていますが、米国では年間5万件以上の症例があり、国内でも今後、急激に増えていくことが予想されます。

ICD(Implantable Cardioverter Defibrillator)とは

心室頻拍あるいは心室細動という危険性の高い不整脈が起きた時、体外から除細動器 (Cardioverter Defibrillator)という器具を使って強い電気ショックを与えることにより脈を正常に戻す治療方法があります。 ICDは、その除細動器の機能と、心臓ペースメーカの機能を兼ね備えた植込み型(Implantable)の医療機器で、電気エネルギーを発生させる本体と、心臓に伝えるカテーテルリードから成り立っています。 主な目的は患者さんの心臓の拍動を見守り、心室頻拍・心室細動が起きた時に、それをすばやく感知し、止めることにあります。そのために次のような働きがあります。

■心拍の監視

心臓の拍動が正常であるか監視しています。

■治療

ペーシング
脈が極端に速く、あるいは遅くなった時、心臓に電気刺激を送り心臓の動きを正常に戻します。 電気ショック症状が重篤な場合、あるいは頻脈がペーシングにより停止できないと判断した場合、直接心臓に電気ショックを与えて心臓の動きを正常に戻します。

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