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2007年1月23日

心不全治療用の両室ペーシング機能付植込み型除細動器(CRT-D)の販売を開始

日本ライフライン株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:鈴木 啓介)は、両室ペーシング機能付植込み型除細動器(CRT-D)「商品名:コンタック・リニューアル4」(米国ボストン・サイエンティフィック社製)の販売を本格的に開始いたします。CRT-D本体の保険償還価格は1台あたり419万円となっております。

CRT-Dは、心筋梗塞や拡張型心筋症等が原因で、心臓のポンプ機能が著しく低下しており、薬物治療のみでは回復を図ることが困難な重症心不全の患者様に対し、「心臓再同期療法」(Cardiac Resynchronization Therapy)という、心臓の左右両方の心室に電気刺激を与えることによりポンプ機能を改善させる治療を行うための機器です。

また、CRT-Dは、致死性不整脈の唯一の治療法である除細動の機能を持っており、重症心不全の患者様における死因の約40~50%を占めると言われる、心室細動等の致死性不整脈による心臓突然死のリスクを軽減いたします。

今後、CRT-Dによる治療が普及することにより、心臓移植以外に治療方法がなかった患者様にとって新たな治療への可能性が開ける等、多くの重症心不全の患者様におけるクオリティ・オブ・ライフの向上に寄与するものと期待しております。

以上

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