2014年4月9日
特別損失の発生および業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、平成26年3月期決算において、下記のとおり投資有価証券の減損損失等を特別損失として計上するとともに、平成25年10月28日に公表した平成26年3月期通期業績予想を下記のとおり修正いたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 特別損失の計上について
当社は、当社が国内で製品導入の準備を進めている海外医療機器メーカーの株式を保有するとともに、同社に対する貸付を行っております。当社は、最先端の医療機器を開発する同社に対して出資を行うことで協力関係を強化し、同社製品の日本国内における独占販売権を取得しております。
また、同社は新製品の研究開発に積極的に取り組んでいることから旺盛な資金需要があり、当社といたしましても製品開発の促進により、早期の新製品の国内導入を図るために資金面での援助を行ってきました。
しかしながら、積極的な先行投資により同社の財政状態が一時的に悪化していることから、当社が保有する同社株式の減損の要否につき検討を行っておりました。
当社といたしましては、同社の事業計画が今後概ね順調に推移することを見込んでおり、また上述のとおり独占販売権を有していることから、投資資金の回収に懸念はないものと判断しておりますが、減損判定においては独占販売権の価値については評価対象外とする会計上の見解に基づき、特別損失として投資有価証券評価損560百万円および貸倒引当金繰入額100百万円を計上いたします。
2. 平成26年3月期業績予想の修正
平成26年3月期の業績予想につき、最近の業績動向および上記特別損失等の発生を踏まえ下記のとおり修正いたします。
平成26年3月期通期連結業績予想数値の修正
(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり当期純利益 | |
---|---|---|---|---|---|
前回発表予想(A) | 24,705 | 1,192 | 1,239 | 489 | 45.34 |
今回修正予想(B) | 24,264 | 1,185 | 1,339 | △295 | △27.37 |
増減額(B-A) | △440 | △7 | 99 | △785 | - |
増減率(%) | △1.8 | △0.6 | 8.0 | - | - |
(ご参考)前期実績 (平成25年3月期) |
21,944 | 774 | 975 | 519 | 48.11 |
平成26年3月期通期個別業績予想数値の修正
(平成25年4月1日~平成26年3月31日)
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表予想(A) | 23,090 | 1,428 | 668 | 61.91 |
今回発表予想(B) | 22,812 | 1,767 | 202 | 18.74 |
増減額(B-A) | △278 | 339 | △466 | - |
増減率(%) | △1.2 | 23.8 | △69.7 | - |
(ご参考)前期実績 (平成25年3月期) |
20,259 | 918 | 504 | 46.67 |
修正の理由
【通期連結業績予想】
平成26年3月期通期決算より、従来連結対象外の子会社であったSYNEXMED (HONG KONG) Ltd.および同社子会社であるSYNEXMED (SHENZHEN) Co.,Ltd.(以下、「Synexmed 社」という。)ならびに株式会社ハートブレーン(以下、「ハートブレーン社」という。)が新たに連結対象となりました。
Synexmed 社は、主として当社の自社製品であるガイドワイヤーおよびバルーンカテーテルを製造し、当社に供給しております。当期においては本格的な製造開始に向けた準備期にあり、設備投資等が先行していることから営業損失が発生しておりますものの、平成26年4月のバルーンカテーテルの新製品発売に伴う製造の本格化が同社の業績に寄与するものと見込んでおります。
また、ハートブレーン社は、AED(自動体外式除細動器)の販売等を目的とする子会社であり、来春の販売開始に向けた準備段階にあるため現時点では販売活動を開始しておらず、費用の支出のみが先行している状況にあります。
下記の個別業績における要因を踏まえ、上記3社を加えた連結業績といたしましては、売上高、営業利益および当期純利益につきまして予想を下回る見通しとなりました。
【通期個別業績予想】
心臓ペースメーカ関連における新商品導入の遅れ等により、リズムディバイスの売上高が計画を下回りました。
販売費及び一般管理費におきまして、新商品導入のために計画しておりました費用が発生しなかったことに加え、営業外収益が増加したことから、経常利益につきましては予想を上回りました。その一方で、上記の投資有価証券評価損および貸倒引当金繰入に伴う特別損失の発生により、当期純利益につきましては予想を下回る見通しとなりました。
なお、平成26年3月期の期末配当予想につきましては、1株当たり25円の従来予想からの変更はありません。
(注)上記の業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、平成26年3月期決算短信とは異なる可能性があります。
以上