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2014年8月5日

バイオトロニック社製バルーンカテーテル販売開始のお知らせ

当社は、バイオトロニック社(BIOTRONIK AGおよびバイオトロニックジャパン株式会社)と同社製の冠動脈用ハイプレッシャーバルーンカテーテル「Pantera LEO(パンテラ・レオ)」について、国内における販売契約を本年8月1日に締結し、9月より本格販売を開始いたします。

バルーンカテーテルは、心臓に血液を送る冠動脈が狭窄または閉塞することにより発症する狭心症や心筋梗塞に対して、血管を拡張することにより治療する医療機器です。「Pantera LEO」はバルーンカテーテルの中でも病変部が固い症例や、ステント留置後にステントを血管に圧着させる際等に用いられるハイプレッシャータイプの製品です。

「Pantera LEO」の特長としては、高い圧力をかけても規定の径より伸びにくいノンコンプライアントバルーンの採用により、バルーンの変形を抑制した正確な拡張コントロールを可能としている点が挙げられます。また、バルーン両端の膨らみ始める部位から、拡張時に規定の径となる部位までの距離であるバルーンショルダーが短く、拡張時における長軸方向の伸長を低減していることから、治療領域外の血管損傷の回避に寄与いたします。  さらにバルーンカテーテルに求められる、病変部を通過する際の滑りやすさと、バルーンを拡張する際の滑りにくさという、相反する要素を両立させるため、収縮したバルーン部の折り畳まれた内側にのみ、疎水性のコーティングを施すパッチワークコーティングにより、疎水性を持つ部位が拡張時にのみ露出するように設計されております。

本年4月より販売を開始した、自社製品であるセミコンプライアントタイプのバルーンカテーテル「canPass(キャンパス)」に加え、ハイプレッシャータイプの「Pantera LEO」の販売開始により、バルーンカテーテルの製品ラインナップの拡充を図り、インターベンション領域の一層の強化を進めてまいります。

以上

【バイオトロニック社について】

バイオトロニック社はドイツ(ベルリン)に本社を置く、世界有数の心臓血管関連の医療機器メーカーの一つであり、近年におきましては、不整脈治療領域に加え、インターベンション領域を新たな重点領域として位置付け、グローバルにおける拡販を進めています。グループ従業員数は5600人以上であり、100を超える国や地域で事業を展開しています。

冠動脈用ハイプレッシャーバルーンカテーテル「Pantera LEO」

冠動脈用ハイプレッシャーバルーンカテーテル
「Pantera LEO」
保険償還価格 67,300円

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