胸部ステントグラフト内挿術

4. 胸部大動脈瘤の症状

多くの胸部大動脈瘤は徐々にサイズが拡大するので、初めはほとんど症状がありません。患部が胸の中にあり自覚症状は乏しく、健康診断の胸部X 線撮影(レントゲン撮影)で初めて異常な影が見つかり診断されることも少なくありません。CTスキャン(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像法)、心臓カテーテル検査等により発見されることもあります。瘤が大きくなると周囲を圧迫してさまざまな症状を引き起こすことがあります。声帯を支配する神経(反回神経)を圧迫すると、声帯の働きが悪くなることで、しゃがれ声(嗄声)が出ます。気管を圧迫すると呼吸が困難になり、食道を圧迫すると食べ物を飲み込むことが難しくなります。自覚がある場合の、よく見られる症状を以下にまとめます。

  • あご、首、胸、背中の痛み
  • 咳、声のかすれ、呼吸困難

※心臓カテーテル検査:カテーテルを心臓の血管に挿入し、造影剤を投与し形態学的異常を検出したり、心臓内腔の圧力、酸素飽和度を測定し血行動態を把握したりする検査。

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