心房中隔欠損症の治療

2. 心房中隔欠損について

心房中隔欠損とは、左心房と右心房を仕切る心房中隔に欠損孔と呼ばれる穴が開いている疾患です。

通常、心臓から肺に送り出される血流量と心臓から動脈を通り全身に送り出される血流量は等しくなります。この疾患の場合、欠損孔があるため左心房から右心房へ血液が流入し、右心系(右心房、右心室、肺)の血流量が増加します。

そのため右心系の負担が増え、肺がうっ血した状態になります。この結果、疲れを感じやすい、息切れしやすい、正常な成長が妨げられる、風邪や肺炎などの呼吸器感染症に罹患しやすいなどの症状があらわれます。また欠損孔が大きい場合、心不全へ進行することもあります。

重症の場合、新生児や乳児期に症状があらわれ、手術が必要となります。しかしほとんどの場合、成長するまで自覚症状がなく(または軽く)、その症状は患者さんによって異なります。

新生児期に症状があらわれない場合でも、年齢を増すごとに動悸や息切れ、心房細動などの症状があらわれ、治療が必要となります。

また、長期にわたって肺へ過剰な血液が流れ込むため、肺高血圧症の危険性もあります。

心房中隔欠損について
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