心房中隔欠損症の治療

6. 合併症

治療に伴う合併症の可能性

心房中隔欠損閉鎖システムを用いた心房中隔欠損の閉鎖治療では、一般的に行われている心臓カテーテル(検査)法で起こる可能性のある有害事象に加えて、この治療に特有な有害事象の起こる可能性があります。

可能性のある有害事象は以下の通りですが、これらに限られるものではありません。

なお、過去に以下の全ての有害事象が発生しているわけではありません。

  • 死亡
  • 閉鎖栓の心房中隔(留置位置)からの脱落
  • 緊急外科手術
  • 感染性心内膜炎
  • 不整脈
  • 欠損の閉鎖不全(残存短絡)
  • 感染症
  • 経食道心エコーによる食道の穿孔
  • カテーテルによる静脈または心臓の穿孔
  • 脳卒中または一過性脳虚血発作
  • 血栓症
  • 弁逆流
  • カテーテル挿入部位の動脈、静脈または神経の損傷
  • 気泡または凝血による血流障害(塞栓)
  • 血腫
  • 腕神経叢損傷
  • 造影剤アレルギー反応
  • 感覚障害
  • 呼吸の一時的停止(無呼吸)
  • カテーテル挿入部位の出血
  • カテーテル挿入部位の傷
  • 発熱
  • 頭痛/偏頭痛
  • 高血圧または低血圧
  • X線皮膚障害
  • 閉鎖栓による穿孔
  • 溶血
  • 脳卒中、脳血管障害
  • 閉鎖栓に対するアレルギー
  • 心タンポナーデ
  • 心侵食

閉鎖栓の脱落や高度の欠損閉鎖不全(残存短絡)、その他不測の事態によって閉鎖栓を体外へ取り出さなければならない事態が発生した場合、心臓外科手術によって取り出すことが必要となります。

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